O氏東久留米市新川町所有不動産の売却相談 【R4.2】
8年越しの再挑戦、再建築不可・築古物件の難しさ
当社の仲介で、22年前に東久留米市新川町に自宅を購入していただいた方のお兄様からのご相談でした。
実は8年前にも一度ご依頼を受けており、その際は室内外の残置物を片付け、580万円で販売活動を始めました。しかし、価格を380万円まで下げてもお客様をお世話することができず、一度は売りを辞めた物件でした。昔の所有者が住んでいた家で、「再建築ができない土地」に「昭和40年築の建物」が建っているという厳しい条件の物件でした。
投資家様との出会い、そして複雑な条件の調整
再び販売活動を行ったところ、何件かのお問い合わせがありました。そのほとんどが「リフォームして投資向けに貸したい」という方でした。その中のお一人が購入したいということになり、内見や価格交渉を経て、売主様のご承諾も得て無事に契約することができました。
買主様の購入資金は、ローン対象外の物件であるため現金一括でした。契約書の特約には、売主様のご負担を考慮し、「庭の草取りの免除」「建物の契約不適合責任の免除」「法務局にある地積測量図にて説明し境界の表示は免除」「付帯設備の説明の免除」などをうたいました。
契約から決済までは約2ヶ月の時間をいただきました。売主様は過去に住所が点々としており、繋がりを証明する書類を揃えていただく必要がありましたが、ご協力のおかげで無事に決済を完了することができました。
どんな物件にも同じ熱量を。今後の築古物件の課題
本当に無事に決済できて良かったと、今でも覚えています。金額が低額な物件は私どもの報酬も少なくなりますが、「どんな物件でも同じ対応が必要である」ということを改めて実感させられたお取引でした。
余談になりますが、築40年以上の建物が建っている土地は、測量図が無い場合もあります。しかも、入り組んだ所にある土地は測量ができない場合もあります。それは、隣接する土地の所有権が相続登記されているとは限らないからです。特に、隣接する共有の「私道」には注意が必要です。
今後、このような条件の物件はますます増えてくると考えています。私たちはこれからも、一つひとつの物件と丁寧に向き合ってまいります。




